米ニューヨーク・タイムズ紙(ウェブ版)は9月28日、「中国伝統医学の謎」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。
筆者は数年前、北京で風邪にかかった。中国人の妻は私を現地のレストランに連れて行き、席に着くと生きたスッポンを注文した。店の経営者がスッポンを持ってくると、店員はいきなりその首を切り、血をガラスのコップに入れた。私はこれに驚かされた。さらに恐ろしいことに、彼らはコップに白酒をおちょこで一杯分入れた。それから経営者と店員はテーブルのそばに立ち、得意そうに私に勧めた。私はためらったが、勇気を奮い起こし一気に飲み干した。
あの夜とその後の数日間は、体調がずいぶん良くなった。しかしそれがなぜかについては、私は断定できない。気持ちの問題だろうか?あの夜、私はそもそも風邪が良くなってきていたので、どんな薬を飲んでも関係なかったかもしれない。あるいはスッポンの血が、私の回復を早めてくれたのだろうか?数年も経たないうちに、スッポンの血に微妙な化学的特性があり、ある種の病気や痛みを緩和してくれることが発見されるかもしれない。