ロイターによると、中国政府の倹約令による影響から、ランボルギーニ社の中国市場での売上が急激にダウンしている。同社はインドとアメリカ市場へ目を向けているという。
ランボルギーニはフォルクスワーゲン参加の自動車ブランド。同社はインド市場に大きな潜在力があると見ているほか、同社最大の市場であるアメリカでも売上アップを見込んでいる。ステファン・ウィンケルマン最高経営責任者(CEO)は、この両市場での販売増加によって、中国市場での落ち込みをカバーしたいと語る。
ウィンケルマンCEOはインドのニューデリーで記者に対し、「中国のような巨大市場はどこにでもあるわけではない。中国は依然として巨大な市場であり、我々にとって第二の市場だ。しかし中国の政策とその措置を見る限り、現在の中国の消費者は我々の商品を選択しにくくなっている」と述べた。
昨年、ランボルギーニ社は中国で230台を販売した。中国はアメリカに次ぐ大市場だ。同社は、今年の中国での販売を200台前後とみている。鈍化の原因は、政府が行っている倹約政策にある。この政策は全ての高級ブランドに影響を与えており、ランボルギーニも例外ではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月2日