国際通貨基金(IMF)の日本ミッションチーフJerry Schiff氏は8日、今まさに経済回復の兆しが見えた日本にとって、今月1日から始まった米連邦政府機関の閉鎖は日本にとって非常に不都合な知らせだと述べた。
米連邦政府機関が閉鎖されて丸1週間が経つ。肝心な時期にこうした問題が起こったことは様々な形で日本の足を引っ張る恐れがあると同氏は指摘する。しかし、アベノミクスの下で日本銀行(BOJ)は大胆な金融緩和政策を進め、政府も財政刺激策や構造改革に積極的に取り組んでいる。現実的問題を意識したこうした取り組みは非常に重要であると同氏。
世界経済の成長速度がさらに緩やかになろうと、世界的な不況の波がさらに押し寄せようと、いずれの場合にも日本は多くの壁に直面するということを常に意識しておくべきだと同氏は語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月9日