ロシア国営の外国向けラジオ「ロシアの声」は9日、「米国の債務違約に気を揉む中日 中国は米国に宣戦ではなく警告だけ」と題する文章を発表し、中国は米国債を投げ売りすることもなければ、米国が突然中国から投資を撤退する心配もしていない。米国の違約で日本の損失は中国を上回るが、日本の米国への経済投入は中国より少ないと指摘した。内容は次の通り。
米国が予算危機で中国と日本という2大債権国に債務を返済できない場合の状況について、「ロシアの声」の専門家が予測を行った。
米国債の最大の保有国は中国で1兆3000億ドル、2位は日本 の1兆1000億ドルだ。中国財政部の朱光耀副部長は8日、米政府に証券投資の安全を保証するよう求めた。彼は対策を講じ、不可抗力が発生した場合、まず国債の利息を返済するよう呼びかけた。日本の麻生太郎財務相は「可能性のある債務責任に関わる不可抗力の結果を考えておかないといけない」と述べた。