中国汽車工業協会の董揚秘書長は10月11日、現在の中日関係は日系自動車メーカーに影を落とすとの見解を示した。
中国汽車工業協会が同日発表した統計によると、9月の自動車市場は前月比と前年同期比で急成長となった。中でも、日系ブランドの乗用車販売台数は27万8000台で、ドイツ系の30万7300台に迫った。
一部のメディアは「日系車は影を脱した」と見ているが、董揚秘書長はその見方を否定し、「日系ブランドは9月に回復が著しかっただけで、2013年1-9月を見るとやはり低下している。実際、日系ブランドは劣勢を完全に脱しておらず、シェアも以前のピーク時の水準に達していない。輝きを再び取り戻すことは難しいかもしれない」と述べた。多くの消費者が購入時に「日系車を買えば叩き壊されるのではないか」「愛国心に背く行為ではないか」「日本の首相はまた中国人を怒らせることをした」などを考慮する。そのため、ドイツ車にしても、米国車にしても、日本車にしても、売り上げが政治的な影響を受ければ挽回することは難しい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月12日