中国自主ブランドの上場自動車メーカーの一部が発表した9月の販売データから、新車の売上増が成長のけん引力となったことを受け、増益を実現した企業が多数を占めた。また、外資系ブランド車と合資ブランド車の多くが中国での販売台数増加を実現した。調査機関によると、一部の自動車メーカーが発表した9月の販売実績が予想を下回ったものの、中国自動車業界全体では9月がプラス成長になる見通しである。11日付中国証券報が伝えた。
注目すべきは、前年同期の販売台数がやや低かったことから、トヨタ、日産、ホンダ、マツダなどの日系自動車メーカーの9月の販売台数が前年同期比で大幅増となったことである。9月単月の販売台数の前年比伸び率は上位から順にホンダ118.1%、日産83.4%、トヨタ63.5%、マツダ34.4%となった。販売台数は上位から順に日産11万7100台、ホンダ7万3990台、トヨタ7万2100台、マツダ1万7821台だった。しかし、累計販売台数が増加したのはホンダと日産だけとなっている。
「中国証券報」より 2013年10月11日