上海自由貿易試験区が9月29日に正式に設立されると、上海汽車国際商貿有限公司(以下、上汽商貿)と上海浦東保時捷(ポルシェ)自動車販売サービス公司(以下、ポルシェ)が、初の営業許可証を取得した企業となり、自由貿易国に初入居する自動車メーカーとなった。
自由貿易区の既存の政策を受け、中国自動車メーカーの入居はその海外戦略を促し、企業の海外進出を加速する。同時に海外ブランドの入居もまた、貿易・物流・保管などのコスト削減、また自動車長期レンタル事業の発展にとっても有利である。上海汽車やポルシェのほかに、ジャガー・ランドローバー、ロールスロイス、BMWなどのグローバル自動車メーカーも、自由貿易区への入居の意向を示しているという。