世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は、国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の開幕前日となる10月10日に行われた記者会見で、「中国は改革と経済モデルチェンジの推進に力を入れており、非常に評価できる。中国は今、とても良い方向に向かって進んでいる」と述べた。IMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事も「経済成長率の相対的な減速は、中国経済のモデルチェンジを促すだろう」と語った。人民日報が伝えた。
キム総裁は記者会見で、次のように述べた。
中国政府が断固として改革の継続に向け力を入れていることは、非常に評価できる。中国(上海)自由貿易試験区という新たな試みも推進されている。経済成長率は減速しているものの、経済モデルチェンジの推進に向けた取り組みは継続されており、これにより中国経済は投資と輸出に依存する成長方式から、消費とサービス業に依存する成長方式へと転換を遂げるだろう。これは全く正しい戦略だと言える。