中国各地の不動産価格がこのところ、急速に上昇していることを受け、中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)後に不動産調整政策が強化される観測が強まっている。不動産市場規制の長期的メカニズムの確立に向けた取り組みが徐々に本格化すると見られる。14日付中国証券報が伝えた。
中国住宅・都市農村建設部などの各部門はこのところ、各地の不動産市場の関連情報を収集し、これまでの経験を総括するため、成都市などの不動産市場の調査を行っている。業界関係者は「このことから、不動産市場規制の長期的メカニズムの構築に向けた動きが加速していることが分かる」と指摘する。