中国経済網コメンテーターの楊晨氏は、「日本は現在東南アジア諸国を抱き込もうとしているが、中国が絶対的な地政学的優勢を占めている。米国もアジア太平洋回帰戦略を持っているが、中国と肩を並べることは難しい。また多くのASEANの諸国の最大の貿易パートナーは中国であり、中国に対する戦略的依存度が高い。これらは中国の優勢だ」と指摘した。
楊氏は、「現在中国との間に領土問題を持つ国のうち、中国はベトナムと良好な関係を維持しており、フィリピンとはやや疎遠になっている。しかし中国経済は現在強い実力を持っており、TPPが中国を拒んだとしても、日本が関係に干渉したとしても、それほど大きな影響は生じない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月14日