シンガポール華僑銀行のエコノミスト、謝棟銘氏によれば、第3四半期のGDP伸び率は「第3四半期に経済が回復する」という彼の予想と一致。「経済政策のほかに、内需と外需の支持も今回の経済反発の要因で、内需も外需も第3四半期に拡大。2013年の経済成長率は7.6~7.7%の間になる見通しで、2014年の経済成長率は必ずしも2013年を上回るとは限らないが、それは中国が構造的改革を行い、自ら経済成長を抑えるからで、一概に悪いとはいえない」との考えを示した。
ただ、経済成長の質に関する問題がなお存在すると指摘するメディアもある。米CNNは、中国がより持続可能な成長を追及するにともない、輸出主導型から消費主導への転換を図ろうとしていると指摘。エコノミストらは、前方の道はかなり険しいとの見方を示す。「主な障碍は国が貸付に依存していることで、債務が累積する中でも改善の兆しがない」と警鐘を鳴らす。ロイター通信は、「金曜に政府が発表したデータに対する楽観的な見方はすぐに消える。世界の需要はなお不安定で、9月の輸出が突然右肩下がりになったのがそのいい例だ」と報じた。