9月に入ると日本車は販売回復の転換期を迎え、一部のメーカーは再び成長軌道に乗った。中国自動車工業協会のデータによると、日本の乗用車の今年1-9月の販売台数の前年同期比の減少率は3.5%に縮小され、販売が全体的に前年を下回ったが、徐々に回復に向かっている。ドイツ車・米国車・韓国車・フランス車は20%以上の増加率を維持した。1-9月の乗用車市場シェアを見ていくと、ドイツ車が19.8%、日本車が15.4%、米国車が12.5%、韓国車が9%、フランス車が3.1%を占めた。日本車の今年1-9月のセダン販売台数は前年同期比5.2%減となり、ドイツ・米国・韓国・フランス車の増加率は業界全体を上回った。1-9月のセダン市場シェアを見ていくと、ドイツ車が25.5%、日本車が17.3%、米国車が15.9%、韓国車が10%、フランス車が4.2%を占めた。
◆主力車種のフルモデルチェンジ、成長の原動力に
日本各メーカーは9月に爆発的な販売増を記録した。広汽ホンダは前年同月比160%の増加率を記録した。東風日産も月間販売台数で新記録を作り、前年同月比で100%以上の増加率を記録した。これまで最も深刻な打撃を受けていたマツダも、9月に前年同月比3割超の増加率となった。日本車の市場における全面回復に伴い、日本との各合弁企業を持つ広汽集団も、再び成長の流れを取り戻した。広汽集団の発表したデータによると、同社の9月の自動車販売台数は前年同月比90%増の約9万5000台に達した。同社の1-9月の自動車販売台数は、前年同期比21.8%増の66万8000台となった。同社の自社ブランド「伝祺」が販売急増に貢献したほかに、広汽ホンダ・広汽トヨタなどの合弁会社の販売が急速に回復した。同社の今年の目標は生産・販売台数100万台突破で、前年比の成長率が40%に達する見通しだ。