これらの数字と成績は、中国の高速鉄道がわずか6年間で、建設技術・高速列車・列車制御・駅建設・システム集約・運営管理などのコア技術を把握し、独自の知的財産権を持つコア技術体系を形成し、世界で高速鉄道のシステム・技術が最も整った、集約能力が最高の、運営距離が最長の、運行速度が最速の、建設規模が最大の国になったことを示している。中国はすでに高速鉄道技術の輸入国から、技術の輸出国の仲間入りを果たした。
高速鉄道技術は、中国ではかつて「舶来品」であったが、現在の国産化率は70%を超えている。北京交通大学運輸経済理論・政策研究所常務副所長の李紅昌氏はメディアの取材に応じた際に、「国産化率が100%に達している国はなく、いかなる国もすべての技術を把握することはできない。ゆえにコア技術の掌握が重要になる」と指摘した。
李氏は、「中国は建設技術、つまり設計図の作成と建設計画の面で世界一になっている。米国の多くの鉄道・道路も中国が建設している。中国は高い技術力と優秀な人材を持ち、高速鉄道の十分な競争力を形成している」と説明した。
技術力のほかに、ある世界高速鉄道研究報告によると、海外の高速鉄道建設コストは1キロ当たり5000万ドルだが、中国は3300万ドルのみだ。高いコストパフォーマンスは、「高速鉄道外交」のもう一つの重要な武器だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月23日