中国の高速鉄道が東南アジアに②米と高速鉄道を交換の理論的根拠

中国の高速鉄道が東南アジアに②米と高速鉄道を交換の理論的根拠。

タグ: 中国 高速鉄道 タイ コメ

発信時間: 2013-10-23 11:26:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国・タイの相互補完

米と高速鉄道を交換の理論的根拠

「富を手にしたくば、先に道路を造れ」という言葉があるが、インフラ整備の国家経済発展に対する役割は、言わずと知れたものだ。特に開発途上国において、インフラ整備のボトルネックの解消は、本国の経済発展を打開する重点である。

インラック政権の発足後、タイは2022年までに4本の高速鉄道の建設を完了すると明確にした(首都のバンコク、北部のピサヌローク、北東部のナコーンラーチャシーマー、西部のホアヒン、東部のパタヤを結ぶ全長約1800キロの高速鉄道)。タイはこれにより、ASEANで初めて高速鉄道を持つ国になる。李総理は、中国の高速鉄道技術をタイに輸出する契機を見て取った。

商務部研究院の朱馬烈研究員は今回の両国の協力について、「世界2位の経済大国、世界2位の貿易大国、世界1位の外貨準備高保有国である中国は、貿易パートナーの国内経済の振興により、自国の輸出を安定化させる能力をもっている」と指摘した。

中国が高速鉄道技術とタイの米を交換しようとするのは、中国が米不足の問題に直面しているからだ。中国は世界最大の米消費国・生産国であり、世界の生産量の4分の1を占めている。しかし中国の食糧自給率は、すでに85%未満まで低下している。つまり約2億人の食糧は、外国からの輸入に依存していることになる。

国連のデータによると、中国の米不足とは対照的に、タイの今年の米の在庫は40%増の1820万トンという新記録に達する見通しだ。タイの米蔵は「満杯」になるだろう。

タイ運輸省の関係者は、「中国はタイの重要な農産物輸入国および米の世界一の消費国である。タイの米と中国の高速鉄道技術の交換は、タイの農産物の輸出圧力を緩和する効果的な措置だ」と語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月23日

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