国際通貨基金(IMF)事務局長、国際通貨・金融委員会事務局長の林建海氏は29日、北京の清華大学五道口金融学院で行われた清華五道口グローバル名士大講義に出席し、今年の世界の国内総生産(GDP)増加率は2.9%となり、来年は3.5%前後に達すると予想した。 また、中国の実力は2050年に米国と欧州を超える可能性もあるとの見方を示した。
世界の長期的発展の動向について、林建海氏は、現在の世界は米国と欧州が主導しているといえるが、発展途上国も力を強めていると語った。2050年には、中国の実力が米国と欧州を超える可能性もあり、インドの実力もばかにできないという。これは、すべての国が国際社会で共に努力し、密接に協力する必要があり、多国間主義は現在よりも重要になることを意味する。また、地球温暖化、情報の高速伝送などの新たな環境に直面しており、すべての国が共に努力し、密接に協力し、手を取り合って進むことで現在と今後の課題にうまく対応できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月1日