また、1日公表された10月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.4%で、前月に比べ0.3ポイント改善した。同指数は4カ月連続で改善しており、18カ月ぶりの高水準となり、中国の製造業の景気が安定的に成長していることが明らかになった。同日公表されたHSBCの中国製造業PMIでも、10月は50.9%と9月の50.2%を上回り、7カ月ぶりの高水準となった。今年に入って政府が打ち出した一連の安定成長、構造調整、改革促進に関わる政策措置の効果が徐々に現れており、企業の安定見通しや成長への自信が生産の回復を有力に後押ししている。李克強総理が経済形勢座談会で強調したように、経済活動をうまく進め、社会や企業、投資家が長期安定の見通しをすることが非常に重要になってくる。
李総理は「年度末前の今は今年の最終作業および来年いいスタートを切るための土台を築く重要な時で、国際情勢はなお複雑に入り組んでいる」と強調。「新たな成長段階に入った中国経済が高成長を維持するのは非現実的だ。そのため必要と可能の間、構造転換・高度化と合理的な成長速度維持の間で「黄金の均衡点」を見つけ、合理的区間の成長を維持し、十分な雇用を確保するとともに、構造調整を加速、質と効果の向上に着手し、中国経済を慎重に進めなければならない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月4日