和記黄埔(ハチソン・ワンポア)など中国のターミナルオペレーターは、インドで戦略資産とみなされる港湾事業への競争入札参加をまだ禁止されている。電力業界でも中国企業への抵抗は強い。しかし4億人が電気が使えないというインドの深刻な電力不足から、インド政府も中国人の参入を認めざるを得なかった。アダニ・グループは最初に中国の電力設備を利用したインドの会社で、ムンダラに位置する60億ドル相当の電力事業の技術、調達、建設を中国企業に委託し、一部のボイラーと発電機も中国から導入した。
08年にアダニ・グループが電力業界への参入を決めた際、インド企業は年間6000メガワットの発電設備しか生産できなかったが、中国企業は10万メガワットの設備を提供した。「これが私が中国企業を選んだ理由だ。結果が最も説得力がある。中国人と一緒に仕事をしてみて彼らには本当に感心する。集中力、専門性、状況転換の速さは(インドと)雲泥の差がある」とアダニ氏は語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月9日