少し前に中国共産党が開いたあの重要な会議で、改革の全面的深化に向けた重要な取り決めが行われた。李総理は講演で「我々はさらに改革を全面的に深化させ、このまま開放を拡大し、資源配分で市場に決定的役割を与え、政府の役割をより発揮し、中国経済の持続的で健全な発展を促す」と指摘した。
こうして政策を対外に示すのは、西への開放拡大戦略に力強い原動力を注入し、外交活動において各国との具体的な協力をさらに推し進めるためでもある。この点は、李総理の一連の外交活動からはっきりした形跡を見ることができる。
その一例として、モンテネグロのミロ・ ジュカノビッチ首相と会談した際、李総理は「モンテネグロの南北高速道路、火力発電所などインフラ事業への中国企業の参入を支援し、モンテネグロの特産品の輸入を拡大し、両国間貿易の均衡を図る」と述べた。これに対し、ジュカノビッチ首相は「中国と共同で道路、電力などの事業を行い、鉄道や港湾などのインフラ協力も積極的に探りたい」と応じた。