中国国務院発展研究センターの李偉主任は「2014年の世界経済の成長率は今年よりもやや上昇する見通しで、中国の輸出の伸びも小幅の改善が見込まれる。国民の消費水準の向上、国民生活に対する政府の支出拡大に牽引され、文化・スポーツ、サービス業、省エネ・環境保護、卸売・小売などの産業投資は引き続き大幅な成長が見込まれる。
しかし、これに対して、インフラ設備、不動産、従来型製造業などといった成長型産業の投資の安定的成長への下支え効果はなおも不十分で、固定資産投資の伸びの経済成長への寄与度は下がると見られる。情報、文化、教育、健康、旅行などの消費が集中する分野は絶えず出現するだろう。ハイエンドの飲食・娯楽施設は市場に向けた積極的なモデルチェンジが見込まれ、消費構造は徐々に改善するだろう。社会消費品小売総額の経済成長への寄与度はある程度上昇する見通しである」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月4日