「意見」発表後、自由貿易区内の各金融機関はすぐにも試してみたいとうずうずしている。中国銀行上海自由貿易区支店の周和華支店長は取材に対し、「今は最後の試算を行い、人民銀行が管理システムの検収を終えるのを待っている段階。検収後、自由貿易区の企業に口座開設、送金、両替、資金移動などの業務を提供できる」と話す。自由貿易区の開設当日だけで300社以上の法人顧客をプールし、その数はどんどん増えているという。
試験区内の金融支持措置について、市場は進展の遅さを懸念し、具体化までには少なくとも2~3年はかかるとの声もある。これについて、張氏は「第一線で働く我々は3カ月で『意見』の大部分の措置を実施し、半年で試験区の改革の経験を大まかにまとめ、1年前後で複製と普及が可能な金融管理モデルを形成したいと考えている」と語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月4日