中国共産党中央政治局は3日に会議を開き、2014年の経済活動を分析・研究した。中国経済の構造転換と高度化が重要な段階にある中で、今回の会議では来年の経済活動についてどのような方向性が示されたのだろうか?新華社のウェブサイト「新華網」が3日伝えた。
◇「穏中求進」の総基調を堅持
会議は、来年の経済活動を分析・研究した際、安定の中に前進を求める「穏中求進」の総基調を堅持すると指摘。また、政策の連続性と安定性を保つことを明確にした。
中国国際経済交流センター諮問研究部の王軍副部長は「これは国内外の経済情勢に基づき決められた全体的な計画で、来年の経済活動は経済の「穏中向好」(安定する中で良い方向に行っている)態勢を固めるだけでなく、構造転換と高度化において突破口を開かなければならない」との見方を示す。
財政部財政科学研究所の白景明副所長は「『穏中求進』の総基調が正しく、マクロ調整政策が現実的かつ有効であることは今年の経済状況が証明しており、来年もこれを堅持していく」と話す。