◇発展の内生的動力を増強
このところの中国経済は安定する中で良い方向に行っているものの、経済回復の土台がもろく、内生的動力が弱いという問題が浮き彫りになっている。中央政治局会議は、「発展の内生的動力の増強に力を入れる」と言及した。
新型都市化が経済社会の発展にとって新たな牽引的役割を果たすだろう。会議は、国家新型都市化計画の策定と実施を提示。前出の牛犁主任は「これまで中国の都市化は工業化に遅れをとり、一連の経済社会問題をもたらしていた。新型都市化はヒトの都市化をより強調。これにはインフラや公共サービスへの多大な投資が必要で、今後の経済発展の新たな原動力となり、社会の公平と正義の実現にもつながる」と指摘する。