▽来年の経済:安定の中で進歩を求めるという全体的基調を堅持
会議では、中国の発展が直面する国際環境と国内の条件にはいずれも深刻で複雑な変化が生まれており、試練とチャンスが併存しているとの認識が強調された。経済発展が長期的に良い方向に向かっているとの基本的な局面は変わっておらず、これを支える新たな状況やチャンスも少なくない。また党の第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が改革の全面的深化に対して全体的計画を行ったことで、発展の内生的な動力と活力がさらに引き出されようとしている。
会議では、2014年の経済任務を完遂することの重要性が確認された。党の第18回大会と第18期の二中全会と三中全会の精神を全面的に貫徹し、安定の中で進歩を求めるという全体的基調を引き続き堅持し、経済社会の発展の各分野と各段階に改革を浸透させ、改革によって革新発展を促し、調節やコントロールの方式や手段を改善し、経済発展方式転換の内生的動力を強化し、経済構造の調整と改善を加速し、基本的な公共サービス体系の整備を強化し、幅広い国民と改革発展の成果を分かち合い、経済の持続的で健全な発展と社会の調和と安定を促進しなければならない。
会議では、第2回全国土地調査は国情と国力に関する重要な調査であり、調査を通じて、全国の各種の土地資源の詳細を全面的に明らかにすることができたとの認識が示された。
会議では、厳しい耕地保護制度と用地節約制度を揺らぐことなく堅持しなければならないとの認識が強調された。土地管理制度改革は中国の経済社会発展の全局にかかわるということを十分に認識し、土地管理制度の改革を積極的かつ安定的に推進し、土地問題の複雑性を全面的に考慮した上で、細かく周到な制度と政策を設計し、土地管理制度の改革をしっかりと統一的に計画する必要がある。現在の課題は、土地の権限と機能という土台を固め、土地収用制度という要点の改善をはかることである。