複数の政府部門が共同で策定した『生態文明建設の加速化推進に関する意見(以下『意見』と略)はすでに中国の国務院に送付されたことが先般、明らかになった。『意見』の最も重要な内容の1つは、全国で100の生態文明モデル地区を建設することである。6日付中国証券報が伝えた。
『意見』には、生態文明モデル地区に組み入れられる地域は、生態系保護関連の補助金、国家財政による移転支出を受けるなど一連の優遇政策が与えられることが盛り込まれている。
生態文明建設は民生に関係しているだけでなく、経済発展モデル転換の推進力にもなると見られる。アナリストは、「モデル地区の建設は自由貿易区建設に次ぐ投資けん引役となり、今後の投資拡大でモデル地区にある環境保護、林業関連の企業が受益するだろう」と指摘する。
「中国証券報」より 2013年12月6日