日本のトヨタはこれまでずっと、性能、安定性、信頼性の面でトップをキープしていた。今年、順位が下がったのはハイブリットカー「プリウス」の高額なメンテナンス費用が主な要因である。2012年モデルの「カムリ」、2010年モデルSUVのメンテナンス費用は100米ドルを下回っている。
ここ数年、エコノミー型自動車メーカーというイメージの払拭に努めてきた韓国のヒュンダイが1位の座に輝いたのもメンテナンスの頻度が低いことがプラスに働いたからである。ヒュンダイとトヨタのメンテナンスの頻度と費用は昨年よりもある程度上がったものの、ヒュンダイ購入者は「気にならない」と話している。
メンテナンスの頻度と費用が上がったのはヒュンダイとトヨタだけではない。10大自動車メーカーの半数、日産(日本)や起亜(KIA、韓国)、フォルクスワーゲン(VW、ドイツ)などがいずれも安定性の順位を下げている。GMやクライスラー、ホンダ、フォード・モーター(アメリカ)、三菱自動車(日本)は順位を上げ、GMは8位から3位へと大きく飛躍し、三菱自動車は初めてトップ10入りした。10大自動車メーカーのうち、GMの年間メンテナンス費用が最も低く、およそ304.99米ドルで、トヨタが最も高く、504.53米ドルだった。