中国や他の新たに台頭してきた新興国との市場競争について語る時、アメリカの建築と鉱業設備メーカーは往々にして、自分たちの強みは質であり、「アメリカが設計した機器は確かに高いが、より長く使えて、長期的な視野に立って考えれば、より得である」と話す。
米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』電子版は13日、ロンドンに本部を置くリオ・ティント鉱業・資源グループはこのところ、その考え方に対して消極的だと伝えた。リオ・ティントのサム・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は、11日にロンドンで行われた投資家との会合を前にした記者会見で、「当社は中国とインドで製造された設備と他の製品の調達を拡大している。これらの国で製造された製品の質が極めて良いことに気付いた」と話した。
ウォルシュCEOはまた、「中国とインドから調達した製品は重荷重の貨物車、船積設備と鉱石を輸送する軌道車などがあり、従来のサプライヤーの製品と比べて高品質である。金属板の溶接をとっても、中国やインドの場合はスポット溶接ではなく、連続溶接である」と話している。