市場の需要回復、立ち遅れた生産能力の淘汰などといった様々な要因を受け、先週のセメント価格は上昇傾向を維持した。2013年第1―3四半期のセメント企業の業績が前年同期に比べ大幅に好転したこと、加えて10月以降、セメント価格は上昇し続けており、セメント業界上場企業の2013年の年間決算は期待できるものになると見られる。20日付中国証券報が伝えた。
アナリストは「現在の価格と在庫水準がいずれも例年の同じ時期よりも良好であり、2014年の需給状況は一層改善する見込みだ。スモッグ問題の解決に向けた政府の強い決意を反映し、各地における立ち遅れたセメント生産能力を淘汰する動きが強まっていること、そしてセメント窯から排出される環境汚染物質に対する新しい基準が間もなく発表されることを背景に、セメント業の集中度がさらに向上すると見られる。これは大手セメント企業にプラスの効果をもたらすだろう」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年12月20日