構造調整と経済改革が下半期の重点になる。実際には先月26日の国務院常務会議で、経済調整の方向性を「成長安定、構造調整」に改め、おカネを「刃」の上で使うと強調するなどその糸口がみられた。
指導部による「構造調整、改革促進」政策の方向性は正しい。従来の経済パターンの持続は難しくなっており、生産過剰問題も意を決して解決しなければならない。ただ、一部の部門や地方は自らの利益から生産過剰の対策を妨害し、すでに余剰がみられる業界の新プロジェクトに対する審査で厳しい管理がなされていない。習近平氏は全国組織交錯会議に出席し、「もはや簡単にGDP成長率で勝負しない」と強調したことからも、非効率な規模拡大という従来の悪習から脱却すべきであることがわかる。
金融政策と経済調整の方向を一致させ、「脱虚入実」(虚を脱し、実体に入る)で実体経済の発展と民生改善の促進に努めるべきだ。企業はこの経済調整にうまく適応し、過剰生産を抑制・解消するほか、構造転換・アップグレードの加速とともに質と効率を重視し、資金をうまく管理し、出撃に備えて「銃弾を準備」しておく必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月23日