まもなく終わりを告げる2013年は経済運営で数々の困難に直面する中、中国の財政・税制改革は次々と厄介な問題に取り組み、経済の構造転換と高度化の加速という大局において重要な役割を演じた。
2013年の中国の財政収入の伸びは前半は低かったが、後半拡大した。財政部が発表したデータによれば、今年1―11月の全国の財政収入は11兆9650億元、前年同期比で9.9%増だった。四半期別にみると、第1四半期は同6.9%増、第2四半期は同8.1%増、第3四半期は同11.2%増となった。
注目に値するのは、財政収支の問題が突出する中、財政政策は歳出構造の調整に力を入れ、中央政府各部門の一般歳出を5%削減するとともに、民生など重点歳出の確保に努力し、医療衛生、社会保障と雇用、都市社区・農村社区の公共事務、省エネ・環境保護などの歳出は2桁の伸びを続けたことだ。