中国は今や世界最大の自動車市場であり、世界中の自動車企業が中国向けの新製品と新技術の開発を重要視している。
2013年に中国で最も強い挫折感を味わった自動車メーカーを選ぶとしたら、トヨタの他には考えられないだろう。
最新の外資系自動車メーカーの中国における販売台数を集計したランキングによると、フォルクスワーゲン(VW)は、DSG型自動変速機搭載車両のリコール問題の影響を受ける中、327万台の販売台数を維持し、長年のライバルであるゼネラルモーターズ(GM)を抑え、9年ぶりにトップの座を取り戻した。ステアリング部品の不具合によるリコール問題でダメージを受けたフォードも販売台数93万6000台に増やし、49%の伸び率を達成した。一方、2012年の世界売上トップに輝いたトヨタの中国市場における販売台数は91万7500台にとどまり、初めて上位5位から弾き出された。