中国にはすでに株式発行の承認制から登録制への転換のための条件が概ね整っている。しかし、実施するためにはまだ踏まなければならないステップがあり、『証券法』の改正が前提条件となる。転換の時期をしっかり定め、2014年の新規株式発行の審査を着実に実施する必要がある。23日付中国証券報が伝えた。
また、株式発行の登録制への転換に向け、以下の点を進めていく必要がある。▼機関業務営業許可証の管理システムを構築し、証券・先物・ファンド取引関連機関がクロスライセンスの申請を行うことを許可する。▼証券先物取扱機関の参入条件を緩和し、社会保険資金・養老金(年金)・企業年金などと言った長期資金の運用委託専門機関の投資・運営を後押しする。▼証券先物取引への外国資本の参入に関する制限を徐々に緩和することで、外資系金融機関の持ち株比率の制限を撤廃する。
「中国証券報」より 2014年1月23日