中央農村工作指導者チーム弁公室の陳錫文主任は22日、国務院新聞弁公室発表会で、遺伝子組み換え作物に対する立場を表明し、「中国は遺伝子組み換え技術の研究で遅れを取ってはいけない。しかし、遺伝子組み換え食品の販売には厳格な審査が必要不可欠である。副作用が一切ないことを保証し、消費者への情報公開を徹底すべきである」と述べた。陳主任はまた、「中国が遺伝子組み換えのイネを積極的に採用する可能性は小さい」としている。
陳主任は「植物分子育種によって遺伝子の組み換え操作が行われた品種が安全かどうかについて、議論を重ねる必要がある」との見方を示している。
遺伝子組み換えへの世論の関心が高まり、熱い討論が繰り広げられているのは中国に限ったことではなく、世界でも同様の状況が起きていると話す陳主任は、「アメリカでも議論が進められているが、全体的に見ると、遺伝子組み換えについては肯定的である」と説明する。