中国は世界でも2番目、3番目に、遺伝子組み換え作物の作付け面積が広い国であるが、綿花が中心で、遺伝子組み換えの食用作物はパパイヤのみで極めて少ない。「世論で頻繁に取り上げられている唐辛子やトマトなどの野菜はいずれも遺伝子組み換えではない」と陳氏は指摘する。
遺伝子組み換えの目的は、品種の改良であり、生産量を上げるために遺伝子の組み換えを行っている国はそれほど多くない。害虫による病害を減らし、ウイルスへの抵抗を強くすることで、農薬の使用を減らし、環境被害を軽減することが主な目的である。
陳主任は、中央農村工作指導者チーム弁公室の遺伝子組み換え技術と産業化に対する基本的な立場について、以下の3点を挙げた。