北京「両会(人民代表大会・政治協商会議)」は、「新エネルギー車産業の発展を加速し、充電設備・バッテリー交換設備の建設に取り組み、新エネルギー車の購入を奨励する」とする内容の報告を発表した。アナリストは、「北京の大気汚染防止が強化されており、市の自動車購入制限策も新エネルギー車を優遇している。北京は将来的に新エネルギー車の補助制度を発表し、関連する新エネルギー車企業が利益を得る可能性がある」と分析した。中国証券報が伝えた。
◆新エネルギー車の購入を奨励
同報告は、「次世代情報技術・生物・新エネルギーなどの新たな成長源の育成に取り組み、戦略的新興産業を発展・拡大させる。新エネルギー車産業の発展を加速し、充電設備・バッテリー交換設備の建設に取り組み、新エネルギー車の購入を奨励する」とした。
北京汽車新能源汽車有限公司の関係者は、「北京市政府の業務報告は、新エネルギー車産業に注目している。これは新エネルギー車の発展にとって、大きなプラス材料だ」と語った。新しい新エネルギー車補助制度の発表に伴い、中央財政および北京市財政の新エネルギー車に対する補助額が調整される。北京市が講じているのは、1:1の政策だ。これはつまり、消費者が1台の新エネルギー車を購入した場合、国と北京市からそれぞれ補助金を受けられることを意味する。