中国初の民営銀行の営業許可証が、全国両会(代表大会・政治協商会議の全国大会)の開幕の前後に交付される可能性が出てきた。初の試行の対象となるのは3―5行で、呼び声が最も高い浙江省、天津市、上海市、北京市、広東省などで誕生する可能性がある。これらの地域のうち、アリババ・グループ、北京中関村科学技術団地内の企業、深セン前海地区内の企業などが市場から注目されている。19日付中国証券報が伝えた。
専門家は、「地方の民営企業・民間資本による民営銀行の設立を巡る争奪戦が今後も継続されるが、政府関連部門は民営銀行の営業許可証の審査に非常に慎重になる。リスク管理体制が最も優れたプランを持つ企業のみが、率先して営業許可証を獲得できる」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年2月19日