中国のメディア管理部門である国家新聞出版広電総局は先般、映画チケット売上の隠ぺい・虚偽報告などの興行収入不正計上を取り締まるため、『電影(映画)市場管理・電影票務(映画チケット販売)システム使用規定の強化に関する通知』を発表した。27日付中国証券報が伝えた。
近年、中国の映画産業は飛躍的な発展を遂げ、最高興行収入もたびたび塗り替えられている。しかし、その一方で興行収入の不正計上が発生している。業界関係者によると、2013年の中国国内興行収入は、本当のデータより約24億元(10%近く)少ないという。
総局は新規定を設けることで、興行収入不正計上の取り締まりに力を入れ、映画製作・配給会社の興行収入の更なる向上に取り組む。映画製作会社の華誼兄弟伝媒 や光線傳媒などといった業界トップ企業が受益する見込みだ。
「中国証券報」より 2014年1月27日