韓国メディアの21日の報道によると、2013年、韓国の半導体産業はサムスン電子、SKハイニックなどの半導体メーカーの活躍で、韓国が世界の半導体市場で初めて日本を抜き2位に浮上した。環球網科技が22日伝えた。
韓国産業通商資源部は20日、韓国勢の世界市場での半導体シェアが昨年初めて日本を抜き、米国に次ぐ2位になったと発表した。これはサムスングループの創業者、故イ・ビョンチョル氏が1983年2月に半導体メモリー市場への参入を宣言して以来、31年にしての快挙だ。
半導体市場調査会社のアイサプライによると、昨年の世界半導体販売額(メモリー、システムLSI〈高密度集積回路〉含む)は3179億ドル(約33兆円)であった。産業通商資源部電子部品課のキム・ジョンイル課長は「日本はこれまで越えられなかった壁であり、初めて追い抜いたことは大きな意義がある」と話している。
一方、産業研究院(KIET)のチュ・デヨン博士は、「急速に競争力を失った日本と同じ轍を踏まないためには、半導体メモリー中心の事業体制を脱却し、医療・自動車用半導体やシステムLSIなどへの製品多角化を図り、積極的に変化を求める必要がある」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月3日