オックスファム広報部のマット・グレゴリー氏は21日、「環球時報」に対し、「状況は想像以上に厳しく、世界の富を約80人が独占、支配している。彼らは保有する資産で国や社会の政策決定者を操り、経済などの規則に影響を与え、更に多くの富を得ることができる。開催中のダボス会議に出席する世界の指導者は何もせずにただ見ていてはいけない。少数の富裕層が現在のように税金を少なく納めたり脱税するのでなく、法に則って納税するように推し進めるべきである」と語った。
また、レポートは、「経済資源の多くを少数の人が保有していることは包括的な政治と経済の制度に脅威をもたらす。人はともに発展できず、経済と社会の権力がある中で更に分離し、結果的に社会の緊張を激化させ、社会的危機が勃発する危険性を高めることになる」と指摘。
今年のダボス会議に出席したオックスファムのウィニー・ビヤニィマ事務局長は、「富がアンバランスという問題を解決してようやく貧富の差を解決できる。富と権力が少数の人に集中していれば、悪循環を引き起こすことになる。1つの車両に収まりきる少数の富裕層が地球人の半分の富を独占すれば、残りの人たちはテーブルに落ちたパンくずしか食べられない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月5日