長園集団は12日夜、筆頭株主である投資会社・長和投資有限公司が11日に上海証券取引所の大口取引システムを通じて、長園集団の株式940万3900株(発行済株式の1.09%)を売却したことを発表した。長和投資は一株当たり10.88元で売却を行い、1億200万元の資金を回収した。13日付中国証券報が伝えた。
長和投資は香港長和控股有限会社の持株会社であり、香港長和控股有限会社は香港最大の富豪・李嘉誠氏ファミリーが率いる長江実業(集団)有限公司の子会社である。そのため、長園集団はA株市場の上場企業で唯一、李ファミリーの持株会社であると見られていた。
長園集団の関係者は「長和投資の売却は戦略的なものであり、今後も売却を続け、強いては2―3年以内に保有する全ての株式を売却する可能性も否定できない」と話している。アナリストは「長園集団の筆頭株主が変わるかもしれない」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年2月13日