ロシアメディアは先般、ロシアの独占電力事業者である統一エネルギーシステムの子会社・東方エネルギー会社が中国と提携し、極東地域において、共同で世界最大の火力発電所を設立することを望んでいると報じた。
ロシア紙『コメルサント』12日付によると、発電所の設備容量は5000メガワットから8000メガワットに達し、1年あたり300―500億キロ・ワット・アワーを中国へ送電することが可能である。これはロシア全土の発電量の5 %に達する。専門家は「発電所の建設コストに関連する高圧送電網加えると、当該事業のコスト総額は140億から260億米ドルに上る」と予測している。
報道によると、当該事業のコストは巨大であり、中国経済発展の五カ年計画に組み入れる必要がある。事業が承認されれば、発電所は2020年から操業を開始することができる。「正常な操業を確保するためには、800キロボルトの直流送電線が2000キロメートル必要になる。黒竜江省は電力が豊富なため、この送電線は電力需要が高い北京に繋がるだろう」と専門家は見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月14日