中国の関連部門が新たな「海外進出」支援政策の準備を進めていることが明らかになった。中国政府は装備製造業の海外進出を後押しする大規模な計画を立てており、高速鉄道の他、水力発電は李克強総理が世界に「売り出したい」中国装備製造業のもう一つの目玉となっている。中でも、中国電力建設股フェン有限公司(旧称・中国水電、以下中国電建)は注目株である。17日付中国証券報が伝えた。
資本市場で、水力発電関連企業の人気がそれほど高くない背景には、近年、中国国内における水力発電の開発・成長力不足、企業の海外プロジェクトが抱えるリスク、日増しに熾烈さが増す競争に対する投資家の懸念が隠されている。しかし、中国電建の経営陣は「海外の水力発電市場の競争はそれほど熾烈なものではなく、予想外のリスクが発生している海外プロジェクトの割合は1%にも満たない。全般的見れば、リスクは制御可能なものである」との見方を示している。(編集担当:陳建民)
「中国証券報」より 2014年2月17日