中国インターネット大手の騰訊控股(テンセント)は10日、国内電子商取引業界2位の京東商城(JDドット・コム)の株式約15%を2億1500万ドルで取得することで合意したと発表した。業界最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)に対抗するのが狙いであると見られる。11日付中国証券報が伝えた。
また、京東商城はテンセントの電子商取引事業を100%取得し、運営を引き継ぐことになった。京東商城が近く米国で15億ドル規模の新規株式公開(IPO)を予定しており、テンセントは今回の京東商城への投資で大きな利益を得ることになる。そして、今回の事業提携を契機に、テンセントと京東商城は、戦略的パートナーシップを構築すると宣言した。
「中国証券報」より 2014年3月11日