十大改革に注目集まる 深い相互交流が大きな波に
今回の両会のキーワードは「改革」だ。同センターの統計によると、両会開幕から6日間で微博で議論された「改革」に関する内容は120万5484件、「改革」に関する記事は29万1000件に上った。なかでも注目を集めた話題のトップ10は――
(1)不動産価格問題(2)国有企業改革(3)所得分配(4)ネット金融(5)食品安全(6)クリーンな政治と汚職対策(7)法治建設(8)都市化(9)行政体制改革(10)文化建設。
改革の深化に期待する人々は、政府の改革の新たな動きを見守るだけに満足できず、建設的な見解を続々と提起している。
国有企業改革について、あるネットユーザーは「国有企業は、優位性のない競争的産業から徐々に撤退して社会に開放するべきだ。一方、一部の国の経済と人民の生活に関わる重要な業界については、建設と統合を強化しつつ、混合所有制をとり、管理構造を合理化する必要がある」と提案。
代表委員もネット上でネットユーザーと深い交流を行っている。
全人代代表の黄細花氏が身分証、戸籍簿、免許証の一本化を提唱すると、ネットユーザーから「技術的には問題ないが、問題は権力の壁をどう打破するかだ」とすぐにコメントがあった。
インターネットと現実、会議の内と外、代表委員と一般市民の間で改革をともに議論する大きな波が形成されつつある。全人代代表の黄泰岩氏は「改革のホットな話題は人々の期待とパワーを孕んでいる」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月11日