阿里巴巴(アリババ)傘下の決済サービス「支付宝」(アリペイ)は11日、中信銀行と提携してネットワークバーチャルクレジットカードをうち出すことを明らかにした。初回発行枚数は100万枚の予定だ。同じ日に、騰訊(テンセント)も同行と提携して「微信」(We Chat)ブランドのクレジットカードをうち出すとの情報が確認された。ある業界関係者によると、ネットが誘導するクレジットカード革命が静かに進行しつつあるという。「京華時報」が伝えた。
▽非凡な成果 阿里巴巴・騰訊が中信銀行と提携
騰訊が発行するバーチャルカードにはたくさんの新しい点がある。一つ目は、申請手続きが1分間で終わることで、実体のあるカードにあった手続きの煩雑さという問題が解決される。二つ目は、ビッグデータ技術を利用してリスクを評価し、与信限度額を確定することだ。三つ目は損害保険の衆安保険を導入することで、クレジットカード分野で保険を導入する初めてのケースになり、顧客の信用のリスクや銀行資産のリスクが軽減される。
現在、バーチャルカードは内部テストの段階で、まもなくうち出される見込みだ。明らかにされた内部テストの画像によると、カードには「微信クレジットカード」の文字が入るという。
同じ日に阿里巴巴も、来週に支付宝のモバイル決済サービス「支付宝銭包」で傘下のバーチャルクレジットカードを発表し、支付宝銭包が入口になると発表した。阿里巴巴によると、このカードは中信銀行が発行するネットワークバーチャルクレジットカードで、初回発行枚数は100万枚に上り、あらゆるオンラインショッピングで使用可能という。