▽バーチャルクレジットカードの詳細 即時申請・即時発行
バーチャルクレジットカードには実体としてのカードは発行されない。そこで、これまでカードの発行申請時には収入の多寡、自家用車や持ち家の有無などについての質問に答え、各種書類に記入していたのが、その必要がなくなり、審査から発行、受け取りまでの煩瑣で長時間のプロセスが不要になる。
微信のバーチャルカードを申請したい場合、微信の「私の銀行カード」コーナーに接続すれば、カード申請の入口にたどり着くことができ(サービス開始初期には段階を分けて顧客に入口を開放する)、必要なデータを打ち込めば、中信銀行が審査を行い、その結果はリアルタイムで表示される(中国人民銀行(中央銀行)のシステムが原因でリアルタイム審査が行えない場合を除く)。
支付宝と中信銀行が提携してうち出すネットワーククレジットカードに対応するのは、同行のバーチャル空間での決済に利用されるクレジットカードだ。銀行がこれまで発行してきたクレジットカードとは審査・発行モデルが大幅に異なり、消費者は支付宝銭包で中信銀行の公衆アカウントを取得し、このアカウントを通じてオンラインでリアルタイム申請を行い、リアルタイム審査を受けるというもので、消費者は実体のあるカードでのさまざまな制約から開放される。審査が通り、取得したカード番号に基づいてオンラインでスピード決済サービス「支付宝快捷支付」を開通すれば、ネットショッピングやモバイル決済などの各種サービスが利用できるようになる。