中国企業の対米投資、その合理性とは?

中国企業の対米投資、その合理性とは?。

タグ: 中国企業対米投資

発信時間: 2014-03-18 17:40:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外部環境は、中国企業の海外進出の重要な契機を示している。まず国際金融危機の発生後、雇用促進は米国政府が解決すべき最優先の課題となった。オバマ政権は外資吸収により雇用機会を創出しようとしており、中国系企業の米国市場進出に有利な条件を提供している。中国の対米投資は、確かに「ウィンウィン」の局面を形成している。中国企業は2013年末までに、米国に7万人以上の雇用機会を提供し、多くの米国人従業員を受け入れた。次に、米国は「再工業化」を本国の競争力を再構築する重要な戦略として位置づけている。米政府は経営環境の改善により投資を引きつけようとしており、中国のハイエンド製造業への投資拡大に幅広いチャンスを提供した。対米投資の拡大により、中国系企業は米国企業の技術、人材、グローバルネットワークなどの先進的な要素を活用し、自社の投資収益を拡大し、世界産業チェーンの経営力を強化し、国際分業体制の中での地位を高めることができる。さらに、対米投資は中国企業の研究開発・設計などの産業チェーンの川上への飛躍にとって有利で、その一方で物流や小売などの川下への延長が可能だ。これにより米国の消費者に近づき、米国市場の開拓が促される。

中国の対外投資、特に対米投資の急成長には、内在的な合理性が存在する。米国は将来的に、世界最大の成熟した市場、最先端の技術、最も高い研究開発能力などの強みにより、より多くの中国の投資家を引きつけるだろう。インフラ、エネルギー、ミドル・ハイエンド製造業、不動産などが、最も投資の潜在力を秘めた業界になる。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年3月18日

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