24日、中国のA株市場では、「京津冀(北京市、天津市、河北省)」概念株の上昇にけん引され、地域振興・自由貿易区関連銘柄は大幅高となった。中でも、ストップ高となった銘柄も多かった。25日付中国証券報が伝えた。
地域株には大型株が多いため、同日の鉄鋼、不動産、建材、物流などのセクターの上昇が目立ち、上海総合指数の2000ポイントの下値支持線が固く支えられた。
しかし、株式投資において注意すべきなのは、主力株と成長株の間の「シーソー」効果が再び現れ、長期保有を目的としない投機的な株式売買が流行っているということである。株価指数の上昇を抑制するさまざま要因が引続き存在していることを考えると、A株市場の中期的な上昇トレンド入りの条件はまだ整っていない。
「中国証券報」より 2014年3月25日