中国製品をやり玉に挙げることは常とう手法
中米貿易の規模が近年拡大するにつれ、米国は保護貿易依存症にかかり、貿易障壁が「中国製品」の海外進出の最大の障害となってきた。今年に入ってからは特に中国製品への貿易保護措置を強化し、中国に対して「ダブルアンチ」調査を繰り返し発動してきた。WTOが米国の中国への「ダブルアンチ」措置に対するルール違反の裁決を発表した今月27日、米商務省は再び中国の太陽光発電企業に対して新たな反ダンピング調査を発動した。
専門家は、米国の保護貿易依存症の原因は非常に多くあるが、経済と政治の両方面と切り離せないと指摘する。特に米国経済の回復状況はなお不安定であることから、国内産業と就業率を保護するため、一方で米国は中米間に存在する貿易赤字を「目の上のたんこぶ」とみなし、もう一方でハイテク製品の対中輸出規制を強化している。また米国内の一部の政治家は、中米の経済貿易問題を政治化するくせがあり、米国内の経済に問題があるとすぐ中国を「目の敵」にする。