中国は現在、世界2位の石油消費国で、その消費量は米国に次ぐ規模となっている。2013年、中国の原油輸入量は2億8200万トンで、対外依存度が57.4%に達した。中国は世界最大の原油輸入国となっている。31日付中国証券報が伝えた。
中国では、原油輸入割当制度が実施されているが、これまでに輸入枠が数社の業界大手に独占されてきた。しかし、この状況は変化しつつある。中国国家発展改革委員会(発改委)エネルギー研究所研究員の姜キン民氏は、「中国石油化工集団公司は2013年に1000万トンの原油輸入割当枠を獲得しており、2014年は同社の輸入割当枠が2000万トンに拡大する可能性がある。発改委が中心となり、原油輸入割当制度の改革について検討検討しており、今後原油輸入割当枠が付与される企業が増える見込みだ」と話す。
「中国証券報」より 2014年3月31日