中国電子商取引大手のアリババ・グループは3月31日、百貨店事業を展開する銀泰商業に、53億7000万香港ドルを出資することを発表した。1日付中国証券報が伝えた。
アリババの張勇COOは、「両社の融合により、新たなO2O(Online to Offline)ソリューションプランが誕生し、最終的に業界の新たな基準・規則となる」と語った。
アナリストは、「アリババのオンライン店舗数の増加は限られており、その決済環境もオフラインで実現されなければならない。ゆえに銀泰商業への出資も不思議なことではない。しかしアリババと伝統的な小売業の真の融合が直面する最大の課題は、ビジネスフローの改造、オフラインの資源統合だ」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年4月1日